
仮想通貨の取引所を探すと多くのサイトが表示されます。
2018年7月現在、多くのサイトで一番オススメの取引所はビットバンクと記載されていますね。
2017年12月ごろはコインチェックがオススメされていました。
コインチェックハッキング問題により、新規登録が一時中止となりました。
その後オススメ取引所となったのは、ビットフライヤーです。
2018年6月ビットフライヤーは金融庁より業務改善命令を受けました。
それにより新規登録が一時中止なりました。
その後ビットバンクがオススメとなったのです。
私が始めた頃はコインチェックが1番のオススメ取引所となっており、仮想通貨取引に掛かる手数料は無料です!!と書いてありました。
投資を行うのも初めてでどうしたらよいか分からない人にとっては、手数料が無料と言われるのは魅力的ですよね。
ただそこには落とし穴が存在するのです。
- 販売所だけで取引を行う場合は、購入した時点で含み損から始まっている。
簡単売買が出来る販売所にはスプレッドがあります。
このスプレッドが見えない手数料と言われています。
手数料0だから安く購入をできるわけではないことを理解しましょう。
では、ユーザー間で売買をすることが出来る販売所が1番安く購入が出来るのか?
『答えはNOです』
販売所、取引所ともに価格の変動をしています。
その時によって販売所の方が安く変えるタイミングもあるのです。
基本的には取引所の方が安く買うことが出来ます。
暴落時、暴騰時によく販売所の方がお得取引できたりしています。
今回は販売所で取られているスプレッドについて解説をしていきます。
私のコインチェックでの経験談もご紹介しています。
目次
スプレッドとは?
仮想通貨の購入価格と販売価格の差をスプレッドと呼びます。
こちらをご覧ください。

GMOコインのリップル(XRP)の売買金額です。
この時に購入する場合は1XRP=52.307円となっています。
売却するときは1XRP=47.325円となっています。
購入と売却の差は1XRP=4.982円となっています。
この4.982円がスプレッドです。
なぜスプレッドが存在する?
スプレッドが存在する理由は見えない手数料と言われています。
販売所では手数料を無料としているところがほとんどです。
そのため取引所の儲けとしてスプレッドが存在しています。
しかし、スプレッドには手数料の意味の以外にも理由があります。
それは販売所も価格の変動リスクを受けているのです。
販売所の売買価格を見てみてください。
一定の時間で変動をしているのが分かりますね。
コインチェックで7秒くらいで価格が変動しています。
この7秒の間に仮想通貨の価格が大きく変動をした場合は販売所は損をしてしまうのです。
例えば1XRP=50円で販売していたとします。
7秒の間に1円価格が変動して51円となった場合、販売所は51円の商品を50円で販売をしていることになります。
この価格変動のリスクをなくすために販売価格と売却価格に差額をつけているのです。
一概に販売所が利益を得るために設定しているものではないことを理解してください。
販売所が倒産のリスクをさけ、ユーザー保護の一環としてスプレッドがあるのです。
ただ、スプレッドの開きが大きすぎるとの懸念はあります。
販売所は儲け過ぎているのではないか?この疑問は拭えません。
スプレッドにより含み損から始まる
販売所だけで取引を行う場合、仮想通貨を購入した瞬間から含み損になる。

このGMOコインの売買価格で1XRPを購入した場合。
52.307円で手に入れることが出来ます。
しかし、売却価格は47.325となっています。
購入したXRPが元を取るためには、5円近く価格が上がる必要があるのです。
5円の価格変動がない限り購入した瞬間から含み損となり続けているのです。
ちなみにここ数日5円以上の価格変動はおきていません。
数日前にGMOコインで購入をした人たちは含み損のままという事になります。
販売所だけで取引を行う人は注意をしてください。
販売所より取引所の方が安く購入できる?
スプレッドは販売所で大きく発生していることは理解できたと思います。
では、販売所で購入すると損をしていることになるのか見ていきましょう。

こちらがGMOコインの2018年7月11日23時の売買価格です。
購入する場合は1XRP=52.307円となっています。
売却するときは1XRP=47.325円となっています。

こちらがビットバンクの2018年7月11日23時の板状況です。
現在の取引価格は49.992円です。
この時間では、圧倒的にビットバンクの方が安く購入することが出来、高く販売することが出来ます。
では、全ての時間において販売所より取引所の方が安く購入することが出来、高く売ることが出来るのか?
その答えは「NO」です。
販売所の場合、大きな金額の売りや買いがあった場合、価格の変動はかなり激しく動きます。
このときは、販売所の方が安く購入できたり、高く販売できる場合があります。
この取引所価格差を狙って取引を行う取引方法もあるのです。
アービトラージ(裁定取引)です。
たくさんの取引所、販売所の価格を常に監視し価格差が生まれたときだけ取引を行う方法です。
色々な取引方法があることは理解しておきましょう。
コインチェックで短期売買したらどうなった?
私は仮想通貨をはじめて購入したのはコインチェックです。
その理由は口座の登録が一番早く終わったからです。
2017年12月仮想通貨ブームとなり、価格の変動が激しくなりました。
チャートを見ており、上がったり、下がったりを繰り返していました。
その変動もXRPで数十円単位で動いたりしていました。
これは短期に売買することに利益を得ることが出来るのではないか?と思い、コインチェックで短期売買をやってみました。
コインチェックは販売所のため、スプレッドが存在します。
そのことは理解していましたので、しっかり利益が出来るように計算をしながら行っていました。
何度も何度も短期売買を繰り返すことで利益を得ることが出来ましたが、今考えると実にもったいないです。
取引所で短期売買を行っていれば、1XRPあたりかなりの金額が違いました。
利益を得ることが出来たから良かったもののかなり危険な取引を行っていました。
販売所では短期売買は行ってはいけません!
これ絶対やめましょう。
短期売買を行うなら絶対に取引所を使用してください。
投資の仕組みスプレッドまとめ
今回はスプレッドについて解説をしてきました。
スプレッドは販売所が儲けるためだけに存在しているわけではないことは理解していただけましたか?
しかい、スプレッドが存在することにより購入した瞬間から含み損から始まることも理解できましたね。
投資が初めてで板取引が分からない人は販売所の方が簡単に取引を行うことが出来ますのでいいですが、板取引が出来る人は販売所ではなく取引所を使いましょう。
数年購入後売却をしないと決めている人はなくならなそうな所で取引をしましょう。販売所でも取引所でもいいと思います。
自分にあった投資の方法を見つけてください。
ではでは