
リップルが国際送金の市場を変えようとしていることは皆さんご存知だと思います。
しかし、国際送金と聞くと一般の人にとっては程遠い世界で本当に使われるのか?と疑問に思うところです。
国際送金を一番よく使う人を考えていくと答えが見えてきました。
リップルの狙いは、自国ではなく海外で仕事をしている人!
ここまで書くと「あっ!」って、思った人も多くいるのではないでしょか?
日本では海外から仕事をしに来ている人が多くいます。
日本国籍を持っていない外国人労働者です。
この外国人労動者の多くは自国に住んでいる家族に送金を行っているのです。
リップルの公式ツイートで日本とブラジルを繋ぐ新しいサービスを創出していくとありました。
ブラジルから日本に労働に来ている人は多く、この人たちの送金に狙いをつけていることが分かるツイートです。
日本は今後外国人労働者を増やしていく予定となっています。
これはリップルにとって追い風になっていく可能性が高いです。
日本に労働に来ている外国人全てがひと月に1万円を自国に送金をすると100億円以上の金額になります。
目次
リップル公式ツイッター
.@Bradesco and @btmu_official are leveraging Ripple’s #blockchain technology to create a new cross-border payment service between Japan and Brazil. https://t.co/Q9c4TSkRr0
— Ripple (@Ripple) 2018年11月9日
グーグルの翻訳内容
.@Bradesco@btmu_officialリップルの技術を活かし、#blockchain日本とブラジルの国境を越えた新たな決済サービスを創出しています。
リップルは日本とブラジルの送金システムにてこ入れをしようとしています。
日本で働くブラジル人は117,299人です。(厚生労働省平成29年10月データ)
この方々にとっては、リップルが日本とブラジルの送金問題を解決してくれることはメリットでしかありません。
送金問題が解決されるとどんなメリットがある?
毎月のようにブラジルに送金を行っていくと年間にすると10万円近い手数料がかかります。
しかも、送金が着金するまでに3日~5日の時間を要しているのです。
この問題をリップルが解決しようとしています。
リップルが日本とブラジルを結ぶシステムが完成すると、年間の送金手数料は数十円でしか掛からなくなります。
送金の時間も数秒で出来るようになります。
年間で10万円近い金額の節約をすることが出来るのです。
このシステムが完成したら使わないという選択肢があるでしょうか?
リップルの狙い
リップル公式ツイッターで日本とブラジルを繋ぐシステムを創出するとツイートをしました。
この背景には、外国人労働者の存在があります。
日本で働く外国人労働者は1,278,670人(厚生労働省平成29年10月データ)です。
百万人以上の外国人労働者が日本にいるのです。
この1,278,670人がひと月に1万円海外に送金を行った場合、100億円以上もの金額になります。
毎月送金を行うと仮定すると1200億円です。
リップルの狙いはこの外国人労働者なのです。
日本だけでなく、各国に外国人労働者はいます。
日本人も海外に転勤をしている人はかなりいるのです。
今回ご紹介したツイートはリップルが明確にやりたいことを示したことになります。
実現をしていく可能性が出てきているのです。
XRPへの影響はあるのか?
今回のリップルの公式ツイート内では、「リップルの技術を活かし」という文脈があります。
リップルの技術とは「xCurrent」「xRapid」「xVia」というシステムがあります。
今回のツイートだけで見ると「xCurrent」の技術を使用すればシステムを構築することはできます。
もちろん「xRapid」を使用することで送金の手数料を最大限抑えることでき、送金時間も抑えることが出来ます。
明確に表記がないため、XRPを使用するのかどうかまでは分かりません。
リップルの技術が広まるという点では、XRPに注目が集まっていくことは間違いないと思います。
現段階では、XRPへの影響はないと考えておきましょう。
リップルのシステムについてはしっかり覚えておきましょう。
xCurrentとは?
異なる通貨でも、即時に送金を行うことが出来るシステムです。
「xCurrent」を導入している金融機関同士がシステム上で繋がることによって、リアルタイムでメッセージのやり取りも出来るようになります。
SBIが実施している「マネータップ」という送金システムでは、この「xCurrent」の技術が使用されています。
xRapidとは?
XRPをブリッジ通貨として使用して、異なる通貨の送金や決済を行うシステムです。
XRPを使用することにより、送金のスピードを早め、送金手数料を抑えることが出来ます。
日本円→XRP→アメリカドル
このような送金や決済を即時に行うことが出来るのです。
xVia
外部からリップルネットを利用するためのシステムです。
「xVia」はシステムをインストールすることなく利用することが出来るのが特徴でコストを掛けずにリップルネットに接続をすることが出来るのです。
この3つのシステムを全て利用することでリップル社の目指す「価値のインターネット」が完成します。
「価値のインターネット」とは、インターネットを見るスピードで送金、決済が出来るようになることです。
リップルの狙いまとめ
リップルの公式ツイッターで呟かれた内容を元に記事を作成してきました。
今回のツイートでは日本とブラジルを繋ぐシステムを創出すると書かれています。
ここに外国人労働者が狙いであることが明確に分かります。
日本で働いているブラジル人は 117,299人となっており、日本国内で3番目に多い国籍となっています。
多くの人が自国への送金を行っていることから、ブラジル人労働者には大きなメリットです。
日本とブラジルを繋ぐことに成功すると他の国とも繋がることが見えてきます。
今後に期待が持てる狙いであるという事です。
XRPへの影響は今の段階では判断が出来ないことは忘れずに!!
ではでは